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絶食ダイエット方法・低糖質ダイエット方法に潜む危険とケトン体



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 絶食ダイエットや、低糖質ダイエットに痩身効果があることは紛れも無い事実ですが、これらのダイエット方法には、常に体調不良につながる危険があることも忘れてはいけません。


 このようなダイエット方法は、かなり昔から提唱され実践されてきましたが、もちろん多数の成功事例もあるのですが、身体に変調をきたし問題になってしまうケースも多々あるようです。
 従って、これらの方法によってダイエットをするのであれば、医療機関との相談は必須の条件です。
 くれぐれも、自分だけの判断で行なうことは慎まなくてはいけません。


 そこで、今回の記事では、これらのダイエット方法の理論と危険について解説したいと思います。


 体内にエネルギー源として存在しているものは、糖質、脂質、タンパク質です。
 基本的には、これらが状況や目的によりそれぞれに活用されてエネルギーが作り出されています。
 しかし、絶食や、糖質の摂取が減少することで、体内の糖質が枯渇、もしくは極端に減少すれば、本来糖質がエネルギーとして利用されるべき状況についてエネルギーが不足することになります。
 そこで、不足した糖質の代替のエネルギー源として、脂質やタンパク質が利用されることになりますが、このことは、当然、平常時以上の脂肪減少を招き、結果としてダイエットにつながるということになります。
 もちろん、この他にも、過剰に摂取した糖質は脂肪として体内に蓄えられてしまいますから、糖質の摂取を控えることは脂肪を増加させる危険の回避につながり、ダイエットの効果向上に貢献します。
 絶食ダイエットや、低糖質ダイエットとは、体内の糖質を枯渇させ積極的に体内の脂質をエネルギーとして用いることで、ダイエットにつなげようとするダイエット方法といえます。


 そして、これらのダイエット方法で特徴的な部分が、エネルギーとしてケトン体(アセト酢酸・β-ヒドロキシ酪酸・アセトン)を利用することです。
 これらのうちアセトンは最終的な代謝物なので、エネルギーとして利用されることは無いのですが、アセト酢酸とβ-ヒドロキシ酪酸は、これらのダイエット中のエネルギー源として利用されます。


 ここで少し専門的な話になりますが、脂肪からエネルギーを取り出す際には、脂肪酸のβ酸化という反応が不可欠です。
 まず、脂肪細胞内に脂肪滴として貯蔵されているトリアシルグリセロール(中性脂肪)が、脂肪分解酵素であるリパーゼ(ホルモン感受性リパーゼ)によって脂肪酸とグリセロールに分解され、脂肪酸はアルブミンと結合して血中に放出(遊離脂肪酸)、血流に乗って筋肉や肝臓などの各細胞へ運ばれます。
 そして、それぞれの細胞のミトコンドリアの外膜で脂肪酸アシルCoAに生成され、脂肪酸アシルCoAはカルニチンと結合し、ミトコンドリア内膜を通過し、再び脂肪酸アシルCoAに戻された後、その内膜の内側(マトリックス)でβ酸化され、この反応により、アセチルCoAが生成されます。
 その後、このアセチルCoAはクエン酸回路、電子伝達系での反応を経て、直接的なエネルギーであるアデノシン三リン酸(ATP)を生み出します。


 絶食ダイエットや低糖質ダイエットによって体内の糖質が少なくなれば、必要なエネルギーを補うために、肝臓のミトコンドリア細胞内小器官でこの脂肪酸のβ酸化が活発に行なわれることになります。
 その結果、肝臓内にエネルギーを作り出すための基となる大量のアセチルCoAが生じることになりますが、肝臓内のアセチルCoAはこのままの形では血流に乗ることができないため、一部のアセチルCoAはケトン体に変換され血流に乗って全身に運ばれます。
 ケトン体は各細胞で再びアセチルCoAに変換され、それぞれのミトコンドリア細胞内小器官でクエン酸回路などを介してアデノシン三リン酸(ATP)を作り出します。


 平時に糖質のみをエネルギーとして活動している脳にとっては、糖質の枯渇は大問題です。
 残念ながら脳は他の部位と違い、脂肪酸を直接取り込んでエネルギーを取り出すといったことができません。
 そこで、脳は何かしらの方法で糖質の代替のエネルギーを確保しなくてはならないことになります。
 先の反応で生じたケトン体は、唯一糖質の代替のエネルギーとして脳で利用できることが確認されています。
 そこで、脳は運動などをしなくとも脂肪の分解を進行させ、ケトン体の生成を活発化させることになるわけです。
 これにより、体内の糖質の残量が僅かになってしまったとしても脳の活動は継続されることになりますし、脂肪の減少によりダイエットにもつながるということになります。


 ここまでの説明では、絶食や低糖質ダイエットにより糖質が欠乏しても、ケトン体をエネルギー源として利用することでダイエットを含めたすべてが上手くいくように感じられますが、注意をしなくてはいけないことは、このケトン体は強い酸性を示す危険な物質だということです。
 過剰に体内に残留してしまうと、ケトアシドーシスといった問題を引き起こします。
 これは、頭痛、吐き気、嘔吐、腹痛、最悪の場合は昏睡にいたる大変危険な状態です。


 また、絶食や低糖質のダイエット方法では、脂質だけでなくタンパク質もエネルギーとして利用され減少してしまいますので、結果、脂肪も減りますが、筋肉も減ってしまいます。
 そして、糖質の極端な減少は、脳に飢餓状態を認識させ、ホメオスタシス機能の発動を促し、筋タンパクの分解をますます助長することで基礎代謝でのカロリー消費を抑える方向に働き、食品を摂取すれば、そこからの栄養吸収率を最大限に引き上げようと働きます。(ホメオスタシスについてはホメオスタシスの罠、ダイエットの停滞期についてを参考にして下さい。)
 従って、このようなダイエット方法は、一時的にダイエットが成功したとしても、リバウンドの危険が非常に高いということになります。
 故に、以上のような危険を回避するためにも、このようなダイエット方法は安易に手を出すべきではないと思います。
 やはり、健康的にダイエットを成功させるためには、必要な栄養素を過不足無く摂取して、運動により行なうことが真の成功へとつながる理想形だということですね。






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